・川香苑/歌舞伎町(食べかけ)
・陳麻家/三軒茶屋(もっと食べかけ)
麻婆豆腐は【酸苦甘辛鹹】の五味が揃った料理だと教えてくれたのは「鉄鍋のジャン」だったっけな。
私の父は元中華料理店オーナー。
四川料理とフカヒレの姿煮と北京ダック、そして 瓶出しの紹興酒の老酒が看板メニューだった。
中でも山椒と豆豉と豆板醤と甜麺醤と辣油と…、がバッキバキに混ざった四川の麻婆豆腐はどうしても忘れられない。
10年くらい前にお店は閉めてしまったが、未だに舌に焼き付いているのはこの店の味。
もう食べられないとわかっていながら、中華を食べる時にはどうしても舌はあの味を追ってしまう。
あの頃飲めなかった紹興酒も、甘ったるくて嫌いだった甜麺醤も、今では大好きだよ。
思い出補正なんて言わせない程に私の根底に息衝いてるのは父の店の味。味。味。
どうしても食事にはお世辞を言えない。
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